冬の福井には、妖怪が現れます。
家族みんなでコタツに入っていると、四角くて茶色い妖怪がひょっこりと。
それは「水ようかん妖怪」。
水ようかんには、
京都へ奉公にでた丁稚が里帰りする時のお持たせから広まったとか、
気温が低く長持ちするから冬に作られるようになったとか、
いろんな由来がありますが、
実は妖怪という噂も…。
冬になると現れて、
福井の家庭に福を届け、
冬が終わる頃に何処かへ帰っていく。
冬に食べる水ようかんは、
福井独自の風習というより、
八百万の神様のような存在かも。
「妖怪と仲良し」
こんなでっちあげ話も楽しいですよね?
竹内菓子舗さんの水ようかんの文章です。
先日HOSHIDOの佐藤さんに民話のことを聞いた。
民話はお話しのさいご
「嘘話でした」というので終わるらしい。
竹内菓子舗さんの水ようかんの文章が
偶然にもそんな感じになっていて嬉しかった。
100年後、
福井の水ようかんが妖怪になって
冬になると誰かがこたつで話し出すような
民話になってるかな?



