ようやくというか
とうとうというか
雪が積もった。
初日は
家や道路や街路樹が白色に明るく覆われ
静かな音が聞こえてくるほどの静かさに包まれ
研ぎ澄まされていく感じが気持ちいい。
サラサラの雪は
冷たいのにあったかいくらいだ。
それも4日目くらいになると
雪は水を含み重くなり
除雪車の残していった岩のような雪塊と
初日から積み上げていった雪山に
ママさんダンプとスコップで立ち向かい
もう勘弁なんて思う。
気持ちの変化は都合がいいもんだ。
2日目までは雪がサラサラで
歩いていると
いたるところで
粉状の雪や直線の細長い雪が
電線から音もなくゆっくりと落ちてくる。
規定人数を優に超えて乗車しているところに
最後の1人が乗車したとたん
均衡が崩れてゆっくりと落ちていく。
最後の乗車は鳥だったのかもしれない。
ゆっくりと雪が落ちていく様が綺麗で
この感じ何かに似てるなと思い出してみると
風の谷のナウシカの地下シーンで
植物の胞子が放出される姿が
なんとなく近いように感じた。
いたるところで落下する雪の姿を
落ちる瞬間からはっきり見たいと思うが
動体視力が鈍く間に合わない。
右へ左へキョロキョロするばかり。













